【心気症3年目の23歳が書く】心気症との付き合い方

  【心気症3年目の23歳が書く】
  心気症との付き合い方
 
 現在心気症を患っており、
 不安な気持ちを抱えて生活している方へ


  目次
  ①心気症とは、どういう病気なのか
  ②実際に私に起きた症状
  ③解決に向かっての行動
  ④急に心気症が治った!
  ⑤一生向き合っていかなくてはならない
  ⑥現在は。
  ⑦日々の過ごし方
  ⑧読んでいただいた方へ
 
  
  
   ①心気症とは、その症状とは
   
   ※私の体験談を記載します。


   初めて心気症を発症したのはおそらく3年前になります。
   口の中に痛みのないできものができました。
   初めは私も口内炎だと疑わず、放置しておりました。


   1週間、2週間、なかなか治らない。さすがに少しおかしいと感じ

 ネットにてその症状を調べました。


   そこにはガンや聞いたこともない大きな病気の恐れがあるとの記述が…

    その記事を見て抱いた不安がのちの心気症になります。


   結局そのできもの自体は耳下腺の腫れということで、

 今もぽこっと口の中にあります。
   

さすがに3年たって変化もないし、その間にも別の部位では

ありますが歯医者へ行ってついでに見てもらい、
心配いらないよとのことでしたのでもう不安に感じてはおりません。
  
   下記は私の実体験(一例ですが)です。
  
   例)口の中にできものができる(左右非対称)
   →とにかくずっと恐怖。ずっとそのできものを舌で触り、
   できものがあること自体に不安を感じ続ける。
   また、このできものがガンなどの重篤な病気ではないかと疑い続ける
   その結果病院へ行き、たいていの場合何も問題ないとの診断結果を得る
  
   ★私の場合、足の裏にできたほくろが非常に厄介でして、

  ころころと病院を変えて計10回以上も受診し、(異常なし)

  お金も時間も無駄に消費しました。
    ですが心気症の恐怖でいてもたってもいられず、

    そうするしかなかったのです…

   
    ②実際に私に起きた症状
    
     基本的に起きている時間は何をしていても不安との戦いでした。
     心気症を患ってから、身体の軽いかゆみや痛み、

  ほんの少しの違和感にも敏感になりました。
    
     
     例) ・脇に違和感。

   ・しこりがある気がする。

      ・足が片方腫れている気がする。

   ・口内炎ができたが痛くない。

   ・足の裏のほくろが増えた。

           ・大きくなった気がする。


     上記はたくさんある中のほんの一例でしかなく、

   異常を見つけては不安になり、また異常がないか異常を探す。

  大きい病気かもと思い込み居ても立っても居られず病院へ駆け込む。


     これを仕事中にも友達と遊んでいるときにもしていたのだから、

     当時は相当心身ともに参っていました。
    
   
   
   
    ③解決に向かっての行動
    
     精神疾患に知見のない私でも、さすがに現在の状態が

  正常でないことに気が付くまでに時間はかかりませんでした。
    
     
     とりあえず近くの評判の良いメンタルクリニックへかかり、

      主治医の話をきくことに。
     ですが、私の期待していた心気症の治し方については返答が

      返ってきませんでした。


     …というより結局精神疾患なので、

      自分自身でどう制御する(できるか)次第だったのです。
    
     「そんなことわかってるよ!」心ではそう思いながらも、

       運動したり、日光を浴びたりなどのアドバイスはいただけたので、

       とりあえず期待はしないけど、処方された薬飲みながら

  それやってみるかーって感じでした。
    
   
   
   
    ④急に心気症が治った!
    
     そうです。見出しの通りです。気づいたら心気症が治っていました。
     医者から言われた「不安でも気にしない」を意識してはいましたが
     さすがに異常なくらい恐怖を感じてしまう事象を無視できるはずもなく、
     変わらずつらいつらい日々を送っていました。
    
     
     …それなのにです!
     
     急に身体を気にする、不安になる癖がなくなりました。
     きっかけがあったわけではありません。
     人を長く嫌いで居続けることが難しいように、

     おそらく自然に忘れていったんだと思います。


     半年ぶりに心気症から解放された気分は最高で、

  なんなら今までなんでそんなことに
     恐怖を感じていたんだろうと思い始めていました。

 

  この時までは…
    
   
   
    
    ⑤一生向き合っていかなくてはならない
    
     結論から申し上げます
     心気症は再発しました。
     
     上記で心気症が治った、と記載しました。

     それは間違いではございません。
     ただそれも一時的なもので、2か月後に再発しました。
     きっかけは、足の裏のほくろだったと思います。

   前回と同じようなケース。流石にもう自分でもわかってるんです。

     これは病院へ行っても大丈夫で済まされるやつだろう。


     でもやっぱり駄目なんですよね。

  仕事中でも遊んでいても気にしてしまう。
   

    (大きくなってきた気がする)

      (そもそも前回大丈夫だったからって、

  今回大丈夫っていう理由にならなくない?)


     そしてまた病院へ行き別の個所を不安になり、

   恐怖に支配される生活が始まる。
     2回目同じ症状になった時に感じました。     
    
     
     ああ、人生をかけてこの病気と付き合っていく必要があるな…

   
   
   
   ⑥ 現在は。
    
     初めて心気症の症状が出たのは2年前、心気症と診断されたのは一年前。
     結局現在もよくなったり心気症の症状が出たりを繰り返しています。
    
     
     ただ、以前ほどは恐怖でなにもできないって時間は

     減った気がします。


     不安な箇所があっても無理やり目を背け、

     忙しい環境にあえて身を置いたり、暇なときはゲームしたり。
     

     生活のルーティンの中からぼーっとする時間を完全に削除しました。


     結局本当にやばいものだったら心配している間に

  どんどん進行するだろうし、怖い、病院行くかどうしよう…

  なんて悩む暇なく即行くと思うんですよね。
     
     しかし、無理やりゆっくりする時間をなくすと

     それはそれで身体に負荷がかかるわけで、

     ストレスや疲れが抜けにくかったり、

  そもそも体調を崩して熱が出たり…


     それでも心気症になるより圧倒的に""なんですよね。
   
         
    ⑦少しでも不安を感じない過ごし方
    
     恐らくここまで見ていただいた皆さん、

      同じようなことを考えていると思います。
     

    「結局治ってないし解決してねーじゃねーか!」
      →正にそのその通りです。

       治ると信じてここまで読んでくださった方には申し訳ございません。
    
     
     前述の通り、私は心気症を【治らない病気】だと考えています。
     そのため、少しでもつらい思いをしないために

     私は下記に気を付けて生活をしております。
    
     
     ①とにかく考える時間をなくす
     
     考える時間があると心気症はそこに付け込んできます。
     テレビでもゲームでもSNSでもスポーツでも

     ドライブでも何でも構いません!
     【何かに夢中になってください!】
    
     
     ②できる限り誰かと過ごす
     
     恋人でも友人でも家族でも構いません。強引ではありますが、
     不安な箇所があればそれを確認してもらい、

     大丈夫と声をかけてもらいましょう。
     

     心気症は自分で大ごとに捉えてしまう病気ですので、

     その一言だけでだいぶ救われます。
    

   
   
            
   ⑧ 読んでいただいた方へ
    
     私はこの病気と3年間付き合って、「最終的には強引に不安にさせない」

     といった結論にしかたどりつけませんでした。


     ですが、それでも依然と比べて

     だいぶ安定した生活を送れています。
     

  もし現在同じような症状で苦しんでいる方がいましたら、

     ぜひダメもとでいいのでこの記事を参考にしてみてください。
    
     
     また、よりよい解決策を見つけた方がいらっしゃいましたら、

     教えていただけると助かります。
    
     
     全国の心気症で苦しんでいる方へ
  
     今はつらいですが、無理やり考えなくする強引さも、

     時間とともに身についてきます。


     常に何かに夢中になってください。


     【普段から無気力で、夢中になるなんて難しいと感じる方へ】


     かくいう私もそういうタイプです。自分に甘えながら、

      好きなゲームやショッピングのことばっか考えたりしてます。

     でもそれでいいと思うんです。

     普段以上に逃げだす力もこの病気に対しては必要です。


     【甘え】、【逃げ】それでいいんです。

    多少なりともそれで症状が和らいで

    普通の生活を送ることができれば、
      それが一番のゴールなんです。

      たまには面と向き合わずに、力を抜きましょう。

 

   どうせだし心気症に甘えて好きなことばっかやってみましょう!

     最終的にはそれが正解となるはずです。

     気負わず。気負わず。マイペースにやっていきやしょう。
    

    以上です!ありがとうございました!!!
   
   
    ギリギリ社会人3年目。限界23歳から生意気にもご意見。